ケニアの基本情報

ナイロビ

正式国名 ケニア共和国

首都 ナイロビ

言語 スワヒリ語、部族語を話すが、公用語は英語

通貨 ケニア・シリング

プラグ B3、BF、Cタイプ 

ビザ 必要。入国時に空港もしくは国境でビザを取得可能。シングルビザは3ヶ月まで滞在可能。

※私は1度の旅でケニアに複数回入国しましたが、そのたびにビザを取得していました。

※黄熱病の汚染地域に滞在したり、その地域を通ったりする場合に黄熱病予防接種証明書の提示が求められることがあります。いわゆるイエローカードというものです。そのため、私はイエローカードを持参しました。

 

午後3時のバスでウガンダの首都カンパラからケニアの首都ナイロビへ行くことにしました。

初日のバスで予定が遅れたため、次のケニアへ向かうことにしたのです。

ナイロビに到着するのは、なんと翌朝の5時半。

14時間30分のハードな旅になります。

ウガンダのほうが物価が安いので食料を買い込んで、バスに乗り込みました。

 

夜の10時頃、ウガンダとケニアの国境に到着しました。

バスを降りて、一人ずつ出国手続きをします。

あまりのろのろしていると、バスが出発してしまうので、こういうときは結構ドキドキします。

両替商に注意

出国手続きが無事に終わり、まだ時間に余裕があることが分かりました。

ヤミ両替商が声かけをしてきます。

今から向かうナイロビは世界屈指の危険な都市です。

そのため、ここで少しケニア・シリングを手に入れることにしました。

 

US40ドル分を交換します

外は暗がりですが、外灯の近くで両替商はケニア・シリングを数え始めました。

すると、先輩らしき、もう一人が近づいてきて、その男に「カウント! カウント!」と繰り返し言います。

私は『先輩が後輩に何度も数え直しなさいと言っているのかな』と思っていました。

しかし、5回くらい数え直すので、やけに慎重だなと不思議に感じました。

ただ、それでも受け取る金額のケニア・シリング紙幣分はきちんとあるようなので、最後にそれを受け取り、別れました。

それから、しばらくしてなんとなく数え直したくなり、そうしました。

すると、US20ドル分のケニア・シリングしか手元になかったのです!

 

だまされてしまいました……。

あの時、「カウント! カウント!」と繰り返し言われた年下の両替商は、繰り返し数えながら、紙幣を抜き取っていたのです。

何度も数え直しながら、そのタイミングをうかがっていたのでしょう。

 

悔しい思いをしました。

しかし、その鮮やかな手口に私は『20ドル分の手品を見せてもらったと考えれば良いかな』とのんきに考えました。

でも、同じ目には遭いたくないです。

これ以降、両替する時は相手からお金を受け取り、きちんと数えてから、こちらのお金を渡すことにしました。

ケニア入国時のトラブル

今度はケニアに入国するため、入国手続きをします。

手続きを終え、パスポートを受け取り、バスに戻りました。

それから10分ほど走ると、再びバスが停まりました。

真っ暗な場所で乗客全員が降ろされ、パスポートと荷物検査です。

検査官が持っている懐中電灯以外、まったく光がないところで、乗客は一列に並び、チェックを待っています。

そして、私の番になりました。

こういうときはいつでもドキドキするものです。

 

検査官は私のパスポートをじっくり見ています。

そして、こう言いました。

 

「入国スタンプがないぞ」

 

なんと先ほどの入国手続きの際に、係官が入国スタンプを押し忘れていたのです。

しかし、この真っ暗な場所と入国手続きの場所はかなり離れていて、とても引き返せません。

すると、バスの運転手と車掌が、検査官におとがめなしにするよう説得を始めました。

「ナイロビに着いたら、役所でスタンプを押してもらうから、ここは通してくれ」と、何分間も訴えてくれました。

ついに検査官もパスポートの不備を見逃してくれました。

私は安堵し、再びバスに乗り、ナイロビに向かいました。

 

ナイロビ到着

5時30分、ナイロビ到着しました。

外はまだ真っ暗です。

私は、安全のため8時までバスオフィスにいることにしました。

他のケニア人の乗客は、家族の迎えが来て、徐々にバスオフィスを去って行きます。

私は先ほどのバスの運転手に『パスポートの入国スタンプを押してもらえる役所へは、どのようにして行けばいいでしょうか?』と尋ねました。

すると、首をかしげて、「そんな必要ないよ。問題ない」と言われました。

そんなにいい加減で大丈夫なのでしょうか。

ケニアを出国する際に入国スタンプが無いことに気づかれたら捕まってしまうかもしれない……という不安を抱えることになりました。

 

世界一危険とも言われる街中へ

ナイロビ

ナイロビでは、昼間でも100m先のお店に行くにもタクシーに乗らなければいけません。

つまり、100m歩いているだけで、強盗などに目をつけられ、襲われるということです。

最悪の場合、殺されてしまいます。

そのため、バスオフィスを出て、すぐにタクシーに乗りました。

タクシーの中で身をかがめて、外からなるべく見られないようにしていました。

しかし、しばらくして私の恐怖心は、進化を遂げ……気づくと歩いていました。

危険であることには変わらないのに、「慣れ」とは怖いですね。

食堂に入り、無事に昼食も食べられました。

ナイロビ 食事

みなさんは、犯罪に巻き込まれないように、タクシーを常に利用しましょう。

また、ナイロビではマーケットには近寄ったり、安宿に泊まったりしないようにしましょう。

 

ナイロビの街を歩いていると、旅行会社を発見しました。

夜行バスを2日連続利用したことで、スケジュールにゆとりができました。

そこで、旅の最後にケニアから飛行機で行ける旅行を組み込むことにしました。

信頼できそうな会社と判断し、飛行機のチケットを買いました。

 

さて、ナイロビの見どころは特にありません。

そこで、マタツ乗り場に向かいました。

マタツというのは、ケニア語で乗り合いタクシーのことです。

アフリカではおなじみの、ぎゅうぎゅう詰めになって乗るワゴンカーのことです。

そこから、国境のナマンガへ向かいました。

 

ドキドキのケニア出国審査

さて、ついに出国審査をする時が来ました。

パスポートに入国スタンプのない私は、警察に連れて行かれないかドキドキしていました。

出国審査の場所に向かっていると、私以外に誰もそこに向かう人がいません。

窓口に着くと、何人かの係官が座っていました。

私はその場の勘で1人の係官の前に行きました。

その係官は、暇つぶしにクロスワードパズルをしていたのです。

私がパスポートを差し出すと、係官はそれに気づいてパスポートを受け取りました。

視線はクロスワードパズルに向けられています。

そして、すぐに出国スタンプにインクを付けて、パスポートに押してくれました。

私は怪しまれないように平静を装いつつ、すぐに立ち去りました。

20mくらい離れたところで振り返ると、あの係官はもうクロスワードパズルに取り組んでいました。

とても暇だったおかげで、クロスワードパズルを始め、それに夢中になって、本来の仕事がおろそかになるという、私にとって理想的な展開になりました♪

 

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