*この旅は、シリアがISがパルミラを破壊する少し前に行ったものです。現在は行くべきではありません。いつかシリアが平和になり、復興した後に行きましょう。

 

シリアにはイスラム教第4の聖地がある!

シリアの基本情報

正式国名 シリア・アラブ共和国

首都 ダマスカス

言語 アラビア語

通貨 シリアン・パウンド

プラグ BとCタイプが多い。 

ビザ  必要。在日シリア大使館で取得できる。シングル2600円、マルチプル5200円。

 

ダマスカス

ダマスカスはシリアの首都です。

イラク人と一緒にシリアの国境を越えて、ダマスカスまで来ました。

危険であっても、なんとか人々は生活しています。

いえ、意外と普段通りの生活をしています。

紛争をしているとは思えないほどです。

 

スーク

スークとは商業地区のことです。

ダマスカスでは、スーク・ハミティエが最も有名です。

長い屋根付きの商店街です。

けっこう人がいます。

 

ウマイヤド・モスク 

 

イスラム教第4の聖地です。

メッカ、メディナ、エルサレムに次ぐ聖地です。

705年に建てられ、現存する世界最古のモスクです。

 

聖ヨハネの首塚がある

モスク内に洗礼者ヨハネの聖堂があり、人々が集まっています。

聖堂内部は、ミステリアスな緑色に照らされています。

ところで、ヨハネとは、イエスに洗礼を施したヨハネです。

かつてヘロデ(*ヘロデ大王とは別の人物)が少女の願いを叶えると約束した直後、その少女は「ヨハネの首が欲しいです」と言いました。

そこで、ヨハネの首をはねてしまったのです。

 

なぜイスラム教のモスクにヨハネの首塚があるのか?

イスラム教の教えによれば、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の神は同じです。

そのため、イスラム教にとって、イエスやヨハネは、神がお遣わしになった預言者なのです。

だから、イスラム教徒にとって、イエスやヨハネ聖人として崇めたてまつられているのです。

 

真っすぐな道 

新約聖書に登場します。

キリスト教徒逮捕に向かったが、途中失明したサウロが運ばれた道です。

 

シリア最大の見どころはパルミラにある!

隊商都市パルミラ 

ダマスカスから3時間以上かけてパルミラに到着しました。

到着したのは夜中でした。

2世紀に栄華を極めたシルクロードの隊商都市です。

このパルミラを訪れないと、「シリアを訪れたことにはならない」と形容されるほど壮大な遺跡があります。

 

パルミラ遺跡

中東の「スリーP」と言って、中東にはPから始まる、歴史上大変価値のある3つの遺跡があります。

シリアにあるパルミラ、ヨルダンにあるペトラ、イランにあるペルセポリスです。

その1つであるパルミラ遺跡を訪れました。

ローマ帝国支配下の都市遺跡です。

遺跡には、神殿や門などがあり、その保存状態が大変良いのです。

砂漠の真ん中にある遺跡を見て回るのは、とても暑くて大変でしたが、休憩しながら、たっぷりと堪能しました。

世界遺産に登録されています。

遺跡の中でも、有名な建造物を紹介します。

バールジャミン神殿

 

四面門

 

列柱道路

 

ベル神殿

 

*残念ながら、「バールジャミン神殿」と「ベル神殿」は、IS(イスラム国)によりすでに破壊されてしまったと報道されています。

 

シリアの旅を終えて

旅は心から「楽しい!」と言えるものではありませんでした。

それは紛争による危険が原因ではありません。

シリア人は珍しいアジア人の私を見つけると、からかってきたり、罵倒したりするからです。

これは、中東ではよくあることです。

そのため、シリア人に対する印象はあまり良くありませんでした。

しかし、もちろん親切にしてくれる人もいました。

 

それから少し経って、IS(イスラム国)が、このパルミラ遺跡に侵攻しました。

遺跡を破壊し、この町に住む女性や子供を含む400人を殺害してしまいました。

あの街の規模が大変小さかったことを考えると、私が出会ったパルミラの人たちも被害にあったのではないかと心配です。

 

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