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韓国の旅 -東九陵と三陵公園を韓国ドラマに結び付ける-

このお墓で眠っている王は、どのドラマに出ていた王なのか?

韓国の歴史ドラマには、歴代の朝鮮国王が出てきます。

ドラマに出ていた王様のお墓は韓国のどこにあるのか気になりました。

歴代朝鮮の国王たちは、現在の韓国北朝鮮にお墓があります。

その中でも、実際に訪問しやすい東九陵三陵公園に行ってみました。

その東九陵三陵公園にお墓のある王様と、関わりのある韓国ドラマを挙げて、結び付けてみました。

参考になれば、幸いです。

 

 

「東九陵」(トングルン)とは?

519年の歴史がある朝鮮王朝の王陵(王のお墓)があります。

王だけでなく、王族のお墓もあるのですが、どれも保存状態が良いです。

京義中央線九里駅からタクシーもしくはバスで向かいます。

広大な面積ですので、たくさん歩きます。

飲み物を多めに用意しておくと良いと思います。

 

王陵の特徴的な構図

まず最初に朱塗りの門(紅箭門)があります。

門を通ると、参道があります。

参道の中央は、王の道である「御路(御道とも言います)」が通っています。

その先には、丁字閣といわれる建物があります。

この丁字閣は、王の祭祀を行うためにあります。

肝心なお墓の部分は、その先の丘の上にあります。

王のお墓は、こんもりとした小山です。

全体が芝生で覆われていて、質素なものです。

 

「東九陵」の見どころ

崇陵

崇陵は、18代顕宗と明聖王后のお墓です。

顕宗は、17代孝宗の長男です。

17代孝宗は、ドラマ『華政』に関わりがあります。

17代孝宗が王になる前は、鳳林大君(ポンリムデグン)と呼ばれていたのですが、その頃に人質として清に連れて行かれました。

 

その清で息子である顕宗は生まれました。

そのため、朝鮮の歴代王の中で唯一外国(清)で生まれた王です。

顕宗は19歳で王に即位しています。

顕宗の眠る崇陵は、「東九陵」の一番奥にあります。

2019年5月の時点で、改修工事をしています。

 

恵陵

恵陵は、20代景宗の妃である端懿王后のお墓です。

つまり、王のお墓ではありません。

端懿王后は、世子嬪(世子の正妻)のまま亡くなりました。

世子は「王の跡継ぎ」を意味します。

死後、王后(王の正妃)として追贈されました。

フィクションではありますが、ドラマ『屋根部屋のプリンス』でユチョンが演じていた皇太子イ・ガクは、20代景宗のエピソードと重なる部分が多くあります。

その景宗の最初の妃のお墓です。

 

元陵

元陵は、21代英祖と継妃貞純王后のお墓です。

英祖は、即位前は延礽君(ヨニングン)と呼ばれていました。

英祖は健康上の理由から、二男・荘献世子に公務を代行させようとしました。

しかし、周囲の派閥争いによって、英祖と世子の関係は悪化してしまいました。

英祖は厳しく世子に接するようになり、世子は精神的に追い込まれて異常行動を起こすようになりました。

そのため、英祖は世子に自決を命じました。

でも、世子が拒否したため、英祖は世子を廃位し、米櫃に閉じ込めて餓死させました

米櫃に閉じ込められて8日目、世子は27歳で亡くなりました。

事件の後、英祖は世子を死なせたことを深く後悔し、思悼世子(サドセジャ)という名を贈りました。

亡くなった荘献世子には子供がいて、その子供がイ・サンです。

関わりのあるドラマには、『イ・サン』、『トンイ』、『テバク〜運命の瞬間〜』、『秘密の扉』があります。

元陵にある丁字閣の中は、こんな感じです。

 

顕陵

顕陵は、5代国王文宗と顕徳王后のお墓です。

文宗は、8歳に世子(王の跡継ぎ)になり、37歳で王位に就きました。

しかし、病気になり39歳で亡くなっています。

ドラマ『王女の男』は、文宗の時代の作品です。

 

健元陵

健元陵は、初代国王太祖のお墓です。

高麗の優れた武将であったイ・ソンゲ(李成桂)は、1392年に開京(今の開城)で王位に就きました。

漢陽(今のソウル)に遷都して、国号を「朝鮮」と改めました。

そのため朝鮮王朝の初代国王です。

成均館を設立した王でもあります。

ドラマ『六龍が飛ぶ』では、太祖主人公の父でした。

 

穆陵

穆陵は、14代国王宣祖と懿仁王后・継妃仁穆王后のお墓です。

ところで、豊臣秀吉は、朝鮮に服属を強要しましたが拒否されたことがあります。

そこで、秀吉は遠征軍を朝鮮に送り込みました。

いわゆる文禄・慶長の役です。

外敵により朝鮮は混乱したのですが、そのような中で、14代国王宣祖は首都を放棄して避難します。

そして、明に助けを求め、秀吉の軍に抵抗しました。

その宣祖の子であり、嫡流の王女であったのが貞明公主

貞明公主がドラマ『華政』の主人公です。

他に、関わりのあるドラマには、『火の女神ジョンイ』、『王の顔』、『ホジュン ~伝説の心医~』があります。

穆陵のおすすめのポイントは、他の陵と違って、丘の上にあるお墓近くまで行けるところです。

 

綏陵

綏陵は、23代純祖の世子の追尊文祖大王と神貞王后の墓です。

文祖は、生前は孝明世子と呼ばれていました。

23代純祖の長男です。

4歳の時に世子になったのですが、王に即位できず22歳で亡くなりました

しかし、息子の24代国王憲宗によって追尊されました。

追尊とは、「生前に王位に就けなかった王子に、死後王位の号を贈ること」です。

ドラマ『雲が描いた月明り』世子が、文祖(孝明世子)です。

 

 

三陵公園とは?

東九陵ほど多くの王陵はありませんが、ソウル市内にあり、一番行きやすい王陵です。

地下鉄2号線・鉄道盆唐線の宣陵駅から徒歩5分以内です。

もしくは地下鉄9号線の宣靖陵駅からも徒歩5分以内です。

入場料は1000ウォンです。

開園時間は朝6時から夜9時までです。

 

宣陵

宣陵

宣陵(ソルルン)は、第9代国王の成宗(ソンジョン)と、その3番目の王妃となった貞顕(チョンヒョン)のお墓です。

第9代国王の成宗と継妃である貞顕王后の陵で、1495年に造成されました。

成宗は、暴君・燕山君(ヨンサングン)の父です。

 関わりのあるドラマには、『逆賊 民の英雄ホン・ギルドン』、『七日の王妃』があります。

 

靖陵

靖陵

靖陵(チョンヌン)は、第11代王中宗(チュンジョン)のお墓です。

中宗は、即位前は晋城大君(チンソンテグン)と呼ばれていました。

混乱の時代を生きた王です。

関わりのあるドラマには、『逆賊 民の英雄ホン・ギルドン』、『七日の王妃』、『宮廷女官チャングムの誓い』、『師任堂、色の日記』、『オクニョ 運命の女』などがあります。

 

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