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ウガンダの旅 -コンゴ国境とクイーンエリザベス公園-

命がけの国境越え

ウガンダとコンゴの国境

カセセに着いた後は、Bweraに移動しました。

Bweraは、コンゴ民主共和国との国境のすぐ目の前です。

ここからは歩き始めます。

 

命がけの国境越え

ウガンダとコンゴの国境

「日本人がアフリカで消息不明になる場合、ほとんどはこの国境だ」と、ガイドブックに書いてあります。

日中であっても、その恐れがあるのだというのです。

私にとって一番危険な国境越えに挑戦です。

 

まずはウガンダの出国手続きをして、Mpondwe customsを通過し、コンゴに向けて歩きました。

私は手続きをしたのですが、イミグレーションを通らず徒歩や自転車で自由に行き来している人たちがいます。

どうやらこの人たちはウガンダ人とコンゴ人のようです。

国境を越えて、買い物をして、またすぐに自分の国に戻っているようです。

 

アフリカ人の中で、日本人の私はとても目立っています。

すれ違う人たちからじろじろと見られながら、私はコンゴへと向かいました。

ここに掲載している写真を見ると、特に何も危険な感じはしません。

 

しかし、途中で川が流れているところがありました。

そこでは、お風呂代わりに水浴びをしている大人や子どもが多くいました。

川の向こうには粗末な家が点在しています。

今までの自分の旅のトラブルを振り返ると、このような場所がとても危険です。

 

このあたりの人達にカメラを向けて刺激を与えてしまったら危険性が高まったと思います。

水浴びをしていなかったら、狙われていたかもしれません。

文章ではその危険性が伝わりませんが、緊張感を持ってそこを通過しました。

私はそこを無事に通過しました。

『無事に通過できて良かった』という気持ちと、『もう少し何かあっても良かったな』という、スリルを求める気持ちが残りました。

 

現在のBweraからコンゴへのルート

今は以前より治安の悪化は伝わってきませんが、現在でも日本大使館は、「ウガンダより陸路西方へ行くことは大変危険である」と報告しています。

国境を越えた先のコンゴ民主共和国東部は、外務省の渡航情報では最も高いレベル4の「退避勧告」に指定されています。

このような挑戦をまったくおすすめしませんが、私はこのような旅に挑戦したくなります。

そのため、無用な心配を掛けないようにするため、家族、友人、職場にもいつも事前には行き先を明かしませんでした。

ただ、あまりにも危険な旅をするときは、旅先でインターネットカフェを見つけ、親には無事であることを伝えていました。

 

コンゴ民主共和国の基本情報

正式国名 コンゴ民主共和国

※他に、コンゴ共和国という隣国があるので間違えないようにしましょう。

首都 キンシャサ

言語 スワヒリ語、コンゴ語、リンガラ語、ルバ語や他に地方語を話すが、公用語はフランス語。

通貨 コンゴ・フラン

プラグ Cタイプ 

ビザ 必要。観光ビザは6ヶ月まで滞在可能。

 

国境を越えてコンゴへ

コンゴ バワラ

さて、コンゴと言えば、マウンテンゴリラの生息地として有名です。

テレビ番組で野生のゴリラの生態を特集している場合、舞台はコンゴです。

ゴリラは日本の動物園で見られるので、希少性を感じませんが、実はコンゴ、ルワンダ、ウガンダの3カ国にしかいません。

 

さて、正直なところ、コンゴ東部は何もありませんでした。

道はまったく舗装されておらず、家屋は朽ち果てています。

裕福そうに見える人がいません。

子ども達は家の前で退屈そうに寝ています。

このようなエリアは事件に巻き込まれる恐れが高いです。

コンゴ バワラ

カサンディ村につながる道は殺風景なものでした。

コンゴ人の男性2人組にこの先の様子を聞いてみました。

すると、「これから何十キロも歩けば、ジャングルに入ることになるよ。ジャングルで生き延びるには、サルの肉などを食べていかないといけない」と教えてくれました。

 

……サルの肉を食べるのは無理でした。

 

そして、自分が今いるコンゴ東部は、「退避勧告」が出ている地域です。

実際、道を1つ曲がれば、たくさんの人達がいます。

これだけたくさん人がいたら安全だと思いますか?

すべての場所がそうだとは言いませんが、危険な地区では場所や時間を選ばず、強盗や誘拐が発生します。

コンゴ バワラ

周りの人は助けず、犯罪に目をつむることもあります。

また、生活の苦しい人が、日本人のような裕福な旅人から金品を奪うことは正当だと考える人達もいます。

 

このようなことから、私はコンゴからウガンダに戻ることを決めました。

コンゴにいるのも危険、ウガンダに戻る国境付近も危険。

どちらに向かっても危険ですが、ウガンダを選びました。

 

ウガンダに再入国

ウガンダの国境 警察のおばちゃんがいたところ

無事にコンゴから再びウガンダに入国した私は、次にどこに向かおうか考えました。

木の枝や竹で作った小屋に警察のおばさんがいたので、いくつかの目的地とその交通手段を尋ねました。

それから、警察のおばさんが紹介してくれたタクシーの運転手と値段交渉することに。

そして、50ドルでクイーンエリザベス公園へ向かいました。

クイーンエリザベス公園に向かうのは、野生の動物を見たかったからです。

とはいっても入園はしません。

入園料は1人40ドル、車で入るとさらにお金が掛かります。

さきほどの運転手と交渉した際に「クイーンエリザベス公園に入園しなくても、野生動物は見られるよ」と教えてもらったのです。

クイーンエリザベス公園

クイーンエリザベスナショナルパーク アフリカゾウ

ウガンダで最も有名な国立公園のひとつです。

お隣コンゴとつながるエドワード湖とジョージ湖を結ぶカズィンガ水路でのボートサファリでは数え切れないくらいのカバが見られるほか、ゾウや美しい水鳥が見られます。

鳥にいたっては、この国立公園だけで約540種が記録されています。

クイーンエリザベス公園と聞くと、動物が安全に保護されているような気がしますが、動物はあくまで野生で、公園と外との間にフェンスなどがあるわけではありません。

そのため、公園の外であっても野生の動物が見られるのです。

クイーンエリザベスナショナルパーク エドワード湖

エドワード湖の湖畔で出会ったウガンダの少年

 

クイーンエリザベス公園周辺では遭遇した動物

セーブルアンテロープ、バッファロー、カバ、アフリカゾウ、イボイノシシ、ウガンダコーブなどの動物や、アカシアの木などの植物を見ました。

また、エドワード湖やジョージ湖も連れて行ってくれました。

エドワード湖ではカバが少し顔を出しています。

クイーンエリザベスナショナルパーク エドワード湖 カバ

クイーンエリザベスナショナルパーク セーブルアンテロープ

ウガンダコーブ

 

赤道を通過

ウガンダ 赤道 カセセの近く

動物を見に行く前に、赤道を通過しました。

ウガンダは赤道上にある国なのです。

 

 

夜9時にカセセに戻りました

カンパラ行きのバスは午前3時に出発すると分かったので、カセセのロッジに泊まることにしました。

いったん荷物を置いて、カセセの町中を歩いてみました。

一番気楽な時間です。

ウガンダ カセセのロッジ

 

ウガンダのビール「ナイル」を飲んでみたり……「クラブ」を飲んでみたり……。

ウガンダのビール、ナイルはおいしい

ウガンダのビール クラブ

 

ビニール袋に入れて販売する牛乳を買って飲んでみたり……。

牛乳は、日本のスーパーで買える牛乳よりコクがあって、おいしいです。

ウガンダ カセセ 牛乳はビニール袋に入れてくれる

午前2時半にロッジの経営者が起こしに来てくれて、わざわざバス乗り場まで連れて行ってくれました。

バスは路上に停まっているのですが、自分1人でバス停を見つけるのは難しかったと思います。

写真のように、外は暗くて、あまり見えません。

ウガンダ 夜中のカセセ

その親切心に感謝しています。

そして、午前3時のバスで首都カンパラに向かいました。

 

アフリカのバスは故障が多い!

うとうとしながら、時々窓の外の景色を見ると、バスはアフリカの田舎道を走っています。

朝の9時頃のことです。

バスが路肩に停まりました。

どうやらバスのエンジンが故障したようです。

乗客全員が外に出て、運転手と車掌が点検する様子を見守っています。

カンパラ行きのバスはエンジン故障

まだまだカンパラは遠そうなので、このバスが修理されるのを待つしかありません。

しかし、それから30分が経ちました。

すると、他の乗客の一部が目の前を通過する乗り合いタクシーを停めて、乗り込んでいきます。

それから、続々と乗客は他の車に乗って行きます。

新たに運賃を払うのも嫌ですが、故障したバスが動く気配がありません。

そこで、故障してから1時間ほどして、ようやく覚悟を決めた私は、他の乗り合いタクシーに乗りこみました。

それから2時間後の午後12時ごろ、カンパラにようやく到着したのでした。

幸いなことに、運賃を新たに払う必要はありませんでした。

ウガンダの市場

 

カンパラの見どころ

カスビ・トーム

ウガンダ 世界遺産 カスビトーム

世界遺産に登録されています。

ブガンダ王国(ウガンダ王国ではありません)の4代の王がまつられています。

カンパラで訪れたい歴史的な建物は、これしかないようなものなので、できれば見ておきたいですね。

ウガンダ 世界遺産 カスビトーム

 

 世界一おいしいパイナップル

ウガンダの市場 世界一のパイナップル

ウガンダのパイナップルは世界一おいしいと言われているので、路上で売っているパイナップルを30円で買いました。

お金を払うと、パイナップル売りの少年が、慣れた手つきでパイナップルの皮をナイフで剥いていきます。

そして、ひと口サイズに切ると、ビニール袋に入れてくれました。

それを泥道の脇で食べることにしました。

パイナップルとは思えないほど甘いです。

甘さいっぱいで酸っぱさがないほどです!

ウガンダのパイナップルは間違いなく世界一です。

 

牛肉のスープとウガリ

牛肉のスープとウガリ

次のケニアに向かう前に、ランチを食べることにしました。

バスステーションの前にある、ボロボロの掘っ立て小屋が集合したようなマーケット内でいただきました。

牛肉のスープとウガリです。

同じ色なので見づらいですが、ライスと同じお皿にウガリが盛られています。

ウガリとは、トウモロコシ、小麦粉、キャッサバなどの粉をこねて、蒸したものです。

味は無いので、日本でいう「ご飯」みたいなものです。

食感はムニュムニュとやわらかいです。

 

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