
オーロラ観測に必要な知識がありますか?
普段働いている人がオーロラを観測するためには、事実上年末年始しかチャンスがありません。
その限られた期間に、オーロラを観測するためには事前に十分な準備が必要です。
まずは、ここで基本的な知識を手に入れましょう。
オーロラの周期
オーロラは、 11年を周期として、よく見える年とあまり見えない年があります。
2012年から2014年の間はよく見えました。
しかし、現在はその時期は過ぎています。
だからと言って、ピークを過ぎても見えないわけではないので、あきらめることはありません。
オーロラの観測時期
地域にもよりますが、9月中旬から3月までです。寒さは必至です。私を含めて、普段はお仕事をしている人は年末年始しかチャンスがありません。
オーロラの観測しやすい国
フィンランド・アイスランドなどの北欧の国や、アメリカやカナダです。
どの国でもオーロラを観測するツアーがあります。
実際、私はカナダで見ることができました。ただ、その時に撮影の知識がなかったため、残念ながらその様子を綺麗に写すことができませんでした。
フィンランドでは、オーロラ観測のため危険を冒してまで、一人で雪道を歩いたにもかかわらず見られませんでした。
アイスランドではツアーに参加したにもかかわらず、見られませんでした。
そんな中、カナダは夜中に車で走っていたら、前方に赤いオーロラが現れました。
オーロラを見たいと思うと見られず、そのつもりではない時に見られるなんて、オーロラ観測は気まぐれな運まかせですね。
オーロラ観測の服装
徹底的な防寒対策が必要です。
オーロラが見られる地域は、ただでさえ寒い上に、観測する時間は夜から夜中なので更に寒くなります。自分の服装の中で、最も暖かい服装をまずは荷物に入れて、日本を出発しましょう。
- 頭部 ニット素材などの防寒帽
- 首 マフラーもしくはネックウォーマー
- 上半身 ダウンジャケットなど。中にフリースなどを重ね着しましょう。
- 下半身 保温性のあるもの。
- 靴下 厚手のもの。雪で濡れてしまうことがありますので、替えの靴下も持参。
- 靴 長靴やスノーブーツがあると理想。その他の靴でも、雪上で滑りにくいものにしましょう。
- その他 手袋、カイロ
*オーロラ観測では必ず雪道を歩きます。また、雪が降って来ることもあります。
靴などに防水スプレーをあらかじめかけておくこともおすすめです。

オーロラ観測ができる冬のアイスランド。昼間でさえ厳しい寒さです。
ただ、オーロラ観測のためだけの旅でなければ、上記の服装をすべて荷物に入れるのは難しいかもしれません。
その場合は、旅に持ってきた洋服を最大限重ね着すれば、寒さをある程度しのげると思います。
オーロラはすぐには見られないことが、外で長い時間待たなければいけなくなります。そのため、ある程度の防寒具を着ていても、寒さを感じます。日本からカイロを持参して、暖を取りましょう。
※オーロラは撮影できませんでしたので、その1枚のみ無料素材を使用いたしました。