モロッコにも行ってみたい!
アルヘシラス
スペインの南端の町アルヘシラスからフェリーに乗って、モロッコに向かいます。
日本を出発した時点では、モロッコに行くことをまったく考えていませんでした。
でも、鉄道地図を見ていたら、スペイン南端まで行くことを知りました。
「もしかしたら船が出ているかもしれない!」と思って、調べてみると、アルヘシラスからジブラルタル海峡を渡る、モロッコ行きのフェリーがありました。
アルヘシラスからモロッコのタンジェへ
所要時間 1時間30分(高速船)
2時間30分(フェリ-)
料金 45ユーロ程度。
※2時間程度に1便は出発。フェリーは遅延や欠航することがあります。
モロッコへの入国準備
フェリーや高速船の船内で、入国手続きができます。
ビザは必要ありません。
タンジェに着いてディルハムに両替します。
ただ、モロッコの通貨ディルハムは、スペインでは両替できませんので、余ったディルハムはモロッコ国内で再両替しておきましょう。
タンジェでは、日本円からディルハムに替えることも可能です。
なお、タンジェだけを観光する場合、両替しなくてもユーロで支払いが可能です。
モロッコの基本情報
正式国名 モロッコ王国
首都 ラバト
言語 アラビア語、ベルベル語 ※フランス語も通じることがある
通貨 ディルハム 補助通貨はサンチーム
プラグ Cタイプ、SEタイプ
ビザ 日本国籍で3ヵ月以内の滞在はビザ不要
タンジェ
モロッコの最北端タンジェは、スペインから最も近い町です。
スペイン語では、「タンヘ」と発音します。
モロッコと言えば、迷路のような旧市街が有名です。
そのような旧市街は、メディナと呼ばれています。
中東や北アフリカでは、メディナのある国が多いです。
タンジェのメディナは、城壁に囲まれています。
城壁は外敵から守る役目を果たしていました。
迷路のような細道も同じ理由です。
道に迷うのが心配な方は、印象的な目印を覚えておいて、メディナの中に進むのがよいでしょう。
「十字路で、その1つの道がカーブしていて、1つめの店先でTシャツを売っている」というような目印はおすすめできません。
そのような景色は至るところにあるからです。
モロッコの料理
タジン
日本でもすっかりおなじみになったタジンはモロッコ料理です。
三角帽子の陶器をかぶせたお皿に盛り付けられた煮込み料理です。
観光客が入らないような、メニューも提示されない食堂でいただきました。
そういうお店のほうが、本場の味でおいしそうだと思ったのです。
ジャガイモがとてもおいしく、大きなとり肉も食べ応えがあります。
オリーブオイルのまろやかな口当たりも絶妙で、世界で一番おいしい煮込み料理だと思いました!
ハリラ
ひよこ豆やトマトなどが入っている、栄養たっぷりのスープです。
さっぱりとしたスープです。
そのほかに、Le Poissonもいただきました。
魚料理です。
魚は揚げてあっておいしかったです。
私の体験
帰りのフェリーで積み荷に時間が掛かり、出発までに2時間以上待たされました。
あまりにも予定が遅れると、アルヘシラスに戻った後に、次の目的地へ向かう鉄道がなく、アルヘシラスで足止めされてしまうことがあります。
次の移動のために時間にゆとりをもって、モロッコからスペインに戻ると良いかもしれません。
幸い、夜9時頃にアルヘシラスからマドリードへ直行する夜行列車ESTRELLAがあったため、私は11時間かけてマドリードへ向かいました。
時間帯によっては、もっと短時間で済む列車もあります。
でも、ホテル代わりに鉄道を利用したかった私にとっては、食料を買い込んで列車の中で11時間休めるほうが好都合でした。
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