イラン
イランを訪れた1番の目的は、「イランの真珠」と称えられるエスファハーン、そして「中東の3つのP」の1つペルセポリスに行きたかったからでした。
首都テヘランには時間の関係もあり、行程から外しました。
まずはシーラーズから入国し、その後にエスファハーン、ペルセポリスを回り、最後にシーラーズから出国します。
イランの基本情報
正式国名 イラン・イスラーム共和国
首都 テヘラン
時差 5時間30分
言語 公用語はペルシア語
通貨 イラン・リアル(リヤール)※会話では、1トマーン=10リヤルで言い表す。
プラグ C
ビザ 必要。ビザの取得に1時間ほどかかる。
※アルコールの持ち込みは不可。イラン国内でアルコールは一切飲めない。
イランのビザ取得
イランのビザ取得のルールは流動的です。
現在は、国際便が発着する空港で、アライバルビザの取得が可能です。
以前と違い、パスポート用写真の提出もなく、またホテル予約確認表を提示しなくても取得できるようになり、緩くなっています。
費用は60ユーロ。
ビザ取得に掛かる1人あたりの時間が長いため、飛行機を降りたら、他の乗客よりも早めにビザオフィスに向かいたいところです。
あらかじめ行程や宿泊先も考えておきましょう。
私は入国時の時点でいつ、どこにいるのか予定を決めていませんでしたが、審査を通過するためにとりあえず行程や宿泊先を答えられるようにしておきました。
イランを旅する際の服装に注意を!
イランでは、外国人でも女性の場合はチャードルやマーントーの着用が求められます。
男性も、半袖など露出の多い服装は周囲を不快な思いにさせます。
イランに向かう飛行機に乗る時点で、その服装を着用しているのが理想です。
その国の文化、宗教、風習を尊重して旅をしたいですね。
チャードルとマーントーとは?
チャードルとは、女性が屋外を歩く際に身にまとう、黒い布で全身を覆う衣装です。
チャードルという言い方は、イランのみで使われます。
日本人の女性もこのチャードルを着用しましょう。
「外国人だから」といってチャードルを着用しないと、好奇の目にさらされます。
日本人女性は控えめだという印象がありますので、犯罪に巻き込まれる恐れが高まります。
チャードル以外には、頭は覆っていない、裾の長いコート、マーントーでも構いません。
調達しやすいのがマーントーの利点ですが、頭を覆うために、スカーフを用意する必要があります。
チャードルやマーントーを着用し、観光を満喫しましょう。
イランの旅で覚えておきたい用語
イランを旅する際には、以下の用語の意味を知っておくとよいでしょう。
・マスジェド(マスジェデ)・・・・・・イスラム教の礼拝堂
・マドラセイェ・・・・・・神学校
・バーザール(バーザーレ)・・・・・・市場
・エイヴァーン・・・・・・イスラム建築で、天井がアーチ状になっていて、三方向が壁に囲まれていて、残りの一方向は壁がなく開けている空間です。多くの場合は、建築物の中央部分にあり、中庭にむいています。
・メナーレ・・・・・・イスラム教の寺院などの上部にある尖塔。ミナレットのこと。ミナレット(minaret)とメナーレ(menare)は同じ語源から派生したものです。
特に、画像は添付しませんが・・・・・・下の2つの用語も知っておくと便利です。
・シャー・・・・・・王。
・イマーム・・・・・・シーア派指導者。エマームと表記されることもあります。当ブログでも施設の名前などの表記で「エマーム」と表記していることがあります。
・廟・・・・・・亡くなった人の霊をまつる所。
ホテルでもお祈りできる
イランのホテルに宿泊すると、室内の壁に何かステッカーみたいなものが貼ってあります。
このステッカーの方向に、イスラム教の聖地メッカのカーバ神殿があります。
イスラム教徒は、1日に5回メッカのカーバ神殿の方向にお祈りをします。
そのため、ホテルに滞在している時でも、お祈りする方向がすぐに分かるようになっているのですね。
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