3Bだけではない、レバノンの魅力
レバノンの基本情報
正式国名 レバノン共和国
首都 ベイルート
言語 アラビア語
通貨 レバノン・ポンド
プラグ Cタイプ
ビザ 必要。空港であれば無料で取得できる。
レバノンはイスラエルとの関係が悪いことと、シリアの情勢が悪いため、決して安全とは言えません。
イスラエルに一度行くと、レバノンには入国できません。
旅行ルートを組み立てる時に気をつけましょう。
私はどちらの国も訪れたかったので、レバノンに行った後に、イスラエルに入国しました。
シュトゥーラ
シュトゥーラは観光の分岐点
シュトゥーラは観光地ではありませんが、レバノンの観光地ベイルート、バールベック、アンジャルを結ぶ三叉路がある町です。
そのため、レバノン国内を旅していると、通ることになり、自然と覚えてしまう町です。
レバノン入国後、まずはシュトゥーラで一泊しました。
アンジャルに行きたかったのですが、シュトゥーラに着いた時間がすでに夜10時だったため、ここでホテルを探すことにしたのです。
町の中心から15分ほど歩いたところにホテルを見つけたので、そこで泊まりました。
荷物を置いて、身軽になった私は食事に出かけました。
シュトゥーラにはマクドナルドやスタバもあり、他の近隣諸国の町に比べて西洋化していました。
後で訪れるベイルートも同様です。
派手すぎる結婚式!
どこからかとても賑やかな音楽、歓声が聞こえてくるので、そちらに行ってみました。
すると、高級ホテルの庭で結婚式がおこなわれています。
それは、とても盛大な結婚式です。
スピーカーからは大音量の音楽とMCの声が聞こえてきます。
楽隊が演奏すれば、民族衣装を着た人達が踊ります。
そして、新郎新婦も踊ります。
会場内にいた人達が、外からのぞいていた私に気づき、中に招いてくれました。
その時点で午後11時を回っていましたが、花火も打ち上がり、最高潮です。
レバノンはムスリムやキリスト教徒が多くいますが、結婚式は宗教色が強いというよりは、民俗色の強い、とびきり明るく楽しいものでした。
翌朝、ホテルをチェックアウトし、シュトゥーラの町中でタクシーを見つけ、7000LPでアンジャル遺跡に向かいました。
アンジャル
アンジャルはベカー高原にある小さな町です。
しかし、ここには世界遺産に登録されているアンジャル遺跡があります。
8世紀にウマイヤ王朝のワリード1世の命によって建てられて夏の宮殿です。
アンジャル遺跡は、レバノンに残る唯一の城壁都市です。
宮殿跡には2段のアーチがあり、見応えは十分にあります。
アンジャル遺跡
2段のアーチが残る宮殿
四面門
どこの遺跡に行っても、四面門を見ると、なぜかテンションが上がります。
浴場
浴場の細部を見ると、モザイクがあります。
1300年ほど野ざらしになっていたのに、よく残っていたものです。
バールベックに比べると知名度が低く、訪れる人があまりいないそうです。
私がアンジャル遺跡を訪れた時は、1時間以上滞在しましたが、見事に誰もいませんでした。
中東でビール
遺跡の見学が終わった後、真夏の空の下、アンジャルを歩いていました。
すると、周囲に何もないところに、「ビール」と書いてあるお店がぽつんとあります!
中東に来てから、一度もお酒を飲めていません。
否応なしに健康的な生活を送っています。
しかし、今「ビール」と書いてあるのです!
いやいや、でも、中東の場合はビールと言ってもノンアルコールビールのことだったりして、がっかりしたことが何度もあります。
私は半信半疑でお店に入ってみました。
すると、なんとアルコール入りのビールを発見しました!
のどを潤し、明るい気持ちになって、私はシュトゥーラに戻りました。
それから、バールベックへと向かいました。