フランクフルトはドイツ経済の中心……だけではありません!
フランクフルト中央駅は、旅行中に一度は通る駅だと思います。
フランクフルトはドイツ経済の中心というだけあり、ICE(ヨーロッパ各国の主要都市にも行ける超特急)、IC(ドイツ国内の大都市を結ぶ都市間特急)が多く発着する巨大なターミナル駅です。
ハブの役割を果たしていますので、地方都市に行く際にフランクフルト駅を通過することもあると思います。
フランクフルト・マイン国際空港
ヨーロッパでは、ロンドンのヒースロー空港、パリのシャルル・ド・ゴール空港に次ぐ、3番目に旅客数の多い空港です。
日本からの直行便もありますので、フランクフルト・マイン国際空港から旅を始める人も多いと思います。
空港からすぐに鉄道の旅が始められます!
フランクフルト・マイン国際空港の空港ターミナル1の地下には鉄道の空港駅があります。
飛行機から降りて、手荷物がなければ1時間弱で鉄道に乗ることができます。
1番線に発着しているSバーンの8もしくは9の電車に乗れば、3駅目がフランクフルト中央駅です。
自分の体験談
私が1回目にドイツを旅した時には、日本からフランクフルト・マイン国際空港に来ました。
夜遅くに着いたのですが、翌日は朝から観光をしたいと思っていました。
そこで、空港から鉄道に乗り、まずフランクフルト中央駅に行き、夜行列車でミュンヘンまで行きました。
日本と違って、ヨーロッパは夜行列車が多いので、うまく乗り継げば、効率良く旅をすることができます。
フランクフルトはドイツ経済の中心……だけではない理由
1、とってもメルヘンな広場があります!
フランクフルトは金融の街らしく、高層ビル群が立ち並んでいます。
ですが、実は他の観光地でもなかなか見られない、中世の趣きを漂わせる広場があります。
レーマー広場
フランクフルト中央駅から10分ほど歩くと、レーマー広場に着きます。
その広場にある切妻屋根の3軒の建物の中で、真ん中が旧市庁舎レーマーと呼ばれています。
その名前が広場の名前の由来となっています。
レーマーの2階には、カイザーザールという広間があります。
かつて神聖ローマ帝国皇帝の選挙と戴冠式が行なわれた後の祝宴が行なわれた場所です。
2ユーロで見学することができます。
歴代の皇帝の肖像画が飾られています。
臨場感のある世界史体験が期待できます。
ハーフティンバー様式の家って、どんなもの?
レーマー広場は、その場でぐるっと360度回っても、ハーフティンバー様式の家並みが立ち並んでいるのが嬉しいポイントです。
ハーフティンバー様式とは、皆さんが想像するドイツの古典的な家のことです。
家の外壁において木材が枠組みのように縦・横・斜めに取
り付けられています。
「ティンバー」は「木材」の意味です。
外から見て、家の壁のほぼ半分(ハーフ)に木材(ティンバー)が見えているので、ハーフティンバー様式と名づけられています。
大聖堂(正式名称:バルトロメウス大聖堂)
レーマー広場から見える、大きな大聖堂は、その存在感がとても気になります。
塔の高さが95mもあります。
さらに、最大の特徴が赤褐色の外観です。
ヨーロッパには数えきれないほどの大聖堂があります。
ですが、その中で赤褐色の建物を見た記憶がありません。
他の大聖堂とは違う外観の色と、威風堂々たるたたずまいに私は完全に圧倒されました。
レーマー広場から200mほど歩くとゴシック様式の大聖堂に着きます。
この大聖堂は、改築を繰り返し、15世紀に現在の姿になりました。
神聖ローマ帝国皇帝の選挙および戴冠式が行なわれた場所です。
つまり、ここで戴冠式を終えた後、上記のレーマーの2階にあるカイザーザールに移動して、祝宴を開いていたということになりますね。
この大聖堂では、マクシミリアン2世からフランツ2世まで歴代の神聖ローマ皇帝の戴冠式が行われていました。
そのためカイザードーム(皇帝の大聖堂)とも呼ばれています。
フランクフルトは通過点程度のつもりだったのですが、大聖堂とレーマー広場を訪れることができて本当に満足です。
2、ドイツ経済の中心ではなく、ヨーロッパ経済の中心でもあります。
欧州中央銀行
フランクフルト中央駅から歩き始めると、大きなユーロマークが目に飛び込んできます。欧州中央銀行です。
ユーロ経済全体の金融政策や物価安定策を打ち出しています。
投資に興味のある人は、欧州中央銀行の総裁の発言に常に関心を持っていることでしょう。
2014年に同じフランクフルトに新本店ができました。
おいしいメニュー
フランクフルトでソーセージを食べました♪