
リヒテンシュタイン建国は、貴族の悲願!?
リヒテンシュタインの基本情報
正式国名 リヒテンシュタイン公国
首都 ファドゥーツ
言語 ドイツ語
通貨 スイスフラン
プラグ 丸2ピンのCタイプ
ビザ免除 180日間の中で90日以内の滞在であればビザは不要。
リヒテンシュタインは寄り道程度?
リヒテンシュタインには、ミュンヘンから来ました。
なんとなく立ち寄ったという感じで、「しっかり観光しよう!」というわけではありませんでした。
スイス経由である上に、リヒテンシュタインの通貨もスイスフランであるため、2000円くらいだけスイスフランに両替しました。
静かな首都ファドゥーツ
ザンクト・マルグレーテン(St.Margrethen)駅(スイス国内)で乗り換えスイスのブックス(Buchs)駅へ。
バスに乗り、リヒテンシュタインのファドゥーツに来ました。
首都のファドゥーツは、とても小さな街というか、村というか、静かな田舎町という感じです。
これが一国の首都なのでしょうか。
人も見かけません。
そもそも国の人口が3万人ほどですから、見かけないのも納得です。
国の面積は160平方kmです。
日本の都道府県で一番小さい香川県でも、1800平方kmほどの広さがあります。
香川県の10分の1以下の面積なのですから、かなり小さい国です。
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リヒテンシュタイン建国は、貴族の悲願!?
リヒテンシュタインほどの小さな国が、強国ひしめくヨーロッパでよくも建国できたものです。
かつてハプスブルク家と主従関係になっていたリヒテンシュタイン家が、「自分達もあこがれの神聖ローマ帝国の会議に出席してみたいなあ」という夢を抱いたのです。
そのためには、自分達固有の領土を手に入れる必要がありました。
よって、他の貴族から領土を買い取り、自分達の領土を拡大していきました。
そうして、その領土が現在のリヒテンシュタインの国土になったのです。
ファドゥーツ伯爵の領土を買い取ったため、その名前が今の首都の名前になっています。
悲願を達成したリヒテンシュタイン家の血統は、男子世襲制のもとに現在でも受け継がれています。
ファドゥーツ城は現在でも君主が暮らしている!?
駅からバスに乗って、ファドゥーツ城の麓で降りました。
ところで、現在の君主はハンス・アダム2世という方で、ご家族と共にファドゥーツ城に暮らしています。
麓から見上げると、お城の窓の一部にはライトがついていて、リヒテンシュタイン公ご夫妻たちが暮らしている様子が伝わってきました。
ファドゥーツ城とリヒテンシュタイン城は違う!?
『ルパン3世 カリオストロの城』の城のモデルになったと言われるリヒテンシュタイン城は、ドイツのシュトゥットガルト郊外にあります。
リヒテンシュタイン公国内にはありませんので、ご注意ください。
あまりにも美しいので、私もいずれ訪れたいと思っています。
リヒテンシュタインからスイスへ
再びブックス駅に向かうバスに乗ると、途中からリヒテンシュタインの10代の男女が4・5人乗って来ました。
リヒテンシュタイン公国の国民はどんな感じかなと
思っていました
が、ヨーロッパのどこにでもいるような元気な若者でした。
スイスのブックス駅に戻り、ザルガンス(Sarganz)駅へ鉄道で移動しました。
ザルガンス駅でサンドウィッチなどを買い、スイスフランを使い切りました。
夜の21:39発の2階建ての列車に乗ると、車両は自分一人で快適でした。
午前0時頃にスイスのバーゼルに到着しました。