世界で一番有名なクリスマスマーケットが開かれるニュルンベルク
ドイツのクリスマスマーケットは大変有名ですが、ニュルンベルクはその中で最も人気があります。クリスマスの飾りやお菓子、そしておみやげなどを売っています。
ベルリンから4時間かけて、南ドイツのバイエルン州まで来ました。相変わらずICEノ1等車は空いていて、乗り心地は快適です。
ニュルンベルクはロマンティックな街並みで、ここをクリスマスシーズンに訪れるのを楽しみにしていました。
街の見どころは、街の中心にある!?
欧米の街の中心には広場があり、そこが街の見どころになっています。
ニュルンベルクの見どころは、フラウエン教会だと思いますが、やはり街の中心にある中央広場にあります。
フラウエン教会の見どころへの行き方
ニュルンベルク中央駅を出たら、目の前の橋を渡り城門を通ります。
目印はフラウエントーア塔という見張り塔がありますので、迷うことなく歩けると思います。
道なりに進んでいけば、まずは聖ローレンツ教会に着きます。

フラウエントーア塔
聖ローレンツ教会
1270年から200年以上もかけて建てられた教会です。教会上部より受胎告知のレリーフがかかっています。
細部にまで心血を注がれたレリーフをしばし仰ぎ見ることになるでしょう。
残念ながら内部の撮影は不可となっています。
聖ローレンツ教会を後にして、再び先ほどの道を進んでいくと、フラウエン教会のある中央広場に着きます。
フラウエン教会
この教会は、ニュルンベルクを紹介する写真や映像にいつも写っています。
ドイツで最も人気のあるクリスマスマーケットが、このフラウエン教会のある中央広場にあるためでしょう。
私もそのクリスマスマーケットを楽しみにしていましたが、私がニュルンベルクに着いたのはクリスマスを少し過ぎたあたりだったため、ちょうど片付けているところでした。
残念です!
ニュルンベルクのクリスマスマーケットは12月24日に終わってしまいます。
そのため、仕事をしている人には、自由にお休みが取れない限り、ニュルンベルクのクリスマスマーケットに行くのは難しいかもしれません。
フラウエン教会には1日1回のチャンスしかない!?
フラウエン教会を訪れるなら、午後12時にしましょう。
なぜなら、フラウエン教会では1日に1度、午後12時にだけ仕掛け時計が動き出すからです。
そこを訪れた人達は足をとめて、時計台を見上げています。
12時を伝える教会の鐘が鳴り出した後、この教会の建設を命じたカール4世と7人の選帝侯のショーが始まります。
時計台の裏側から出てきて、半円状に歩き、再び裏側に姿を消す人形。
ベルを持った腕を上下に振って、音を鳴らす人形。
500年近く前の仕掛け時計は、時代の流れにこびることなく、今もなお昔のままの仕掛けであることはありがたいです。
ニュルンベルクには世界屈指のおもちゃ博物館があるため、おもちゃの町と形容されることがあります。
この仕掛け時計は、おもちゃの町という言葉を体現したもののように感じます。
おもちゃ博物館に行くと、私たちが子どもの頃に遊んだおもちゃに、いかにドイツ発祥のおもちゃが多いのかを知って、驚きます。
カイザーブルク
神聖ローマ皇帝のお城です。
ドイツの地名には最後に「ブルク」が付くことが多いです。
「ブルク」とは「お城、城塞都市」のような意味があります。
そのため、かつてお城があったところは「ブルク」という名前が付くことが多いのです。
一方、「カイザー」は「皇帝」という意味のドイツ語です。
よって、カイザーブルクは「皇帝のお城」という意味になります。
この城からはニュルンベルグの赤い屋根の街並みが良く見えます。
おすすめメニュー
ニュルンベルガーソーセージって何!?
ドイツにはあまたの種類のソーセージがありますが、その中でニュルンベルグのソーセージは1番おいしいと言われています。
その名もニュルンベルガーソーセージ。
ニュルンベルガーソーセージは、細長いのが特長。
せっかくなので、ブラートヴルストホイスレという評判のお店でいただきました。
とても賑わっていましたので、合い席となりました。
6本セットのニュルンベルガーソーセージを頼みました。
ひと口食べると、ソーセージ本来の肉の味や肉汁だけでなく、口の中に香草の香りが広がります。
評判通り、ニュルンベルグのソーセージは心が満たされる美味でした!
お皿にはザウアークラウトも添えられています。
お決まりのことですが、地ビールも注文しました。
ニュルンベルグの地ビールはトゥーハーです。
ビールにソーセージはよく合います。