パラオ国際空港からコロール島まで徒歩で行ってみた!
飛行機でパラオに到着する場合、ほとんどが夜中に着きます。
私の場合、アシアナ航空を利用したため、早朝4時でした。
理由は後で書きますが、空港に1人残された私。
4時の時点では外は真っ暗だったので、東の空が白む朝5時まで待ちました。
そしてパラオ国際空港を出発。
空港のターミナルを出て、まず右に向かいます。
200mほど歩くと空港敷地内から出ます。
そこから左に歩いて行きます。
歩道はありませんので、車が来た際にはしっかり避けることが安全です。
いろいろな植物や花、鳥、生き物が見られて、楽しいです。
これはレッドジンジャーの花です。
次は、南国らしさNo.1のハイビスカスです。
次は、バナナの実と花です。
名前が分からないのですが、花の内側で水を貯めるようになっています。
セキショクヤケイという鶏の一種。
放し飼いにしています。
近づくと、中トトロと小トトロみたいに逃げていきます。
ミドリツヤトカゲです。
私はトカゲが好きではありませんが、このつやのある緑色のトカゲにはあまり抵抗がありませんでした。
パラオではジャングルのトレッキングツアーなどがありますが、ただ普通の道を歩いているだけでも十分に楽しめました。
1kmほど歩いて、突き当たりを右に曲がり、道なりにずっと歩きます。
道路は砂利道などではなく、舗装されているので歩くこと自体は問題ありません。
途中小さなお店がありますが、右側にあるセーブ・モア・ストアは朝6時から営業しています。
セーブ・モア・ストアは、おいしいスパムむすびが買えるお店です。
3kmほど歩くと、左に曲がれるT字路に行き着きます。
その角にはガソリンスタンドがあります。
ここで左折します。
500mほど道なりに進むと、ついにニューKBブリッジが見えてきます。
この橋を渡れば、コロール島です。
ニューKBブリッジは片側だけ歩道があります。
とても長い道のりでしたが、ニューKBブリッジからの景色は絶景でした。
パラオの海はとても美しいですが、太陽の位置関係もあり、やはり綺麗に見える時間帯というのがあります。
暑い中たくさん歩いてきましたが、報われました。
なお、ニューKBブリッジでは海上からとても高い位置を歩くことになるので、けっこう怖いです。
高所恐怖症の人にはおすすめできません。
413mのニューKBブリッジを渡り切ると、すぐ右手には綺麗な海が見えます。
数種類の魚が泳いでいます。
魚をモリで捕まえようとしている人もいました。
そこから更に歩いて行くと、1台の車が停まり、乗せてくれました。
「どこに行くのか」と聞かれたので、私はダウンタウンの中心にあるWCTCショッピングセンターまで行くつもりと答えました。
そしたら、「私もそこまで行くよ」と言って、WCTCショッピングセンターで降ろしてくれました。
降りてから、その車の側面を見ると、「WCTC shopping center」と書いてあります。
偶然にもそのショッピングセンターの従業員さんでした!
さて、当初は空港からコロール島のダウンタウンまで歩くつもりでしたが、幸運なことに途中からは車で移動できました。
パラオ国際空港からコロール島のダウンタウンまで歩くことについておすすめするかどうかと言えば、私はおすすめはしません。
その理由は以下の通りです。
①コロール島では勾配の激しい登り坂と下り坂の連続。
私は車に乗せてもらっていましたのでその部分は歩きませんでした。
空港のあるバベルダオブ島内を1時間以上歩いている上に、コロール島を歩くのは大変です。
②とても暑い。
飛行機でパラオに来ているということは、液体である飲み物は持ち込んでいないかと思います。
さらにパラオ国際空港内に自動販売機がなく、また夜中なので空港内のお店は閉まっていて飲み物は買えません。
そのため、飲み物なしで歩くことは大変です。
太陽が昇ってくると、気温がぐんぐん上昇します。
③野犬が多い。
これが最大の理由です。
パラオには放し飼いの犬もいますが、野犬も多いです。
特にバベルダオブ島には多いです。
人間のことをまったく気にせず居眠りしている犬もいますが、中には闘志むき出しで駆けて来る犬もいます。
噛まれると狂犬病になる恐れがあります。
狂犬病は致死率100%と言われています。
私の旅の中でも野犬は天敵の1つです。
パラオでは計画性が求められる
パラオではあらかじめ計画を立ててツアーなどを予約しておかないと思わぬ苦労をすることになります。
空港に到着した際に、もしみなさんがホテルの宿泊や現地ツアーの参加を申し込んでいなかったら、町まで行く手段はありません。
パラオに着いたツーリストは、日本で予約しておいたホテルやツアー会社の迎えの車に乗ることになります。
他の国とは勝手が違います。
空港で待機するタクシーはありません。
また、町まで向かうバスもありません。
それを知らなかった私は、1人で空港に取り残されることになりました。
空港のスタッフや入国審査官もいなくなり、途方に暮れました。
また、ロックアイランドなどへのツアーも前日の午前中までに予約することが求められます。
いろいろなツアー会社が現地にあるから大丈夫だろうと思いきや、オフシーズンの場合ツアーが催行されないこともあります。
南国はのんびりしていそうだから、自分も気楽にのんびり行動しようと思っていると、パラオで体験したいことができなくなることもありそうです。
十分に気をつけましょう。
パラオ国際空港に1人残されたときの対策方法
①
空港ターミナルを出て、左に向かうとすぐ警察署があります。
そこでタクシーを呼んでほしいと伝えると対応してくれます。
②
空港に迎えに来たツアー会社の人に頼んで、自分は予約していないけれど乗せてもらいます。
そのツアーに参加させてもらえそうであれば参加しても良いかもしれません。
そのほうがパラオ観光を効率良くおこなえると思います。
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