ドーハは本当に退屈なのか?
カタールは領土のほとんどが砂漠です。
そのため、国民のほとんどが首都ドーハで暮らしています。
それならば、ドーハには色々なレジャー施設や遺跡などの見どころが集まっていそうな気がしますが、そうではありません。
国民人口がわずか226万人の小国です。
レジャー施設を幾つも造る必要性がないのです。
ドーハの見どころ
ドーハの超高層ビル群
見どころの最初に紹介されるのが、街並みでは少し寂しい気もしますね。
でも、やっぱりそれが一番な気がします。
どのビルも独創的なフォルムで、そして、言葉を失うほどの超高層ビルです。
カタールでは、高層ビルの建設が続いていて、そこに海外企業を誘致しています。
海外企業がドーハに支社を置いてくれれば、外貨が得られるからです。
ドーハ・フォート
イギリス軍の侵略を防ぐ目的で建設されました。
その後、カタールはイギリスと和解し、イギリスの保護国になりました。
アラビア湾で9番目にイギリスと和解した国のため、カタールの国旗のジグザグは9つになりました。
見どころと言えるかは微妙なところです。
私はせっかくカタールに来たので、1つくらいは遺跡を見ようと思って訪れました。
暑くて外を歩く気になれないと思ったら、無理して行かないようにしましょう。

ジグザグの白い山が9つあります
シティ・センター・ドーハ
ドーハのショッピングモールです。
ドーハには、アメリカにありそうな現代的で巨大なモールがいくつかあります。
真夏のドーハに来たら、モールで涼むのがおすすめです。
あまりに快適で、再び外に出ようという気持ちが芽生えません。
天国と地獄みたいですので。
カンドゥーラがなにか違う!
ショッピングモールで見かけるカタールの男性は、白い民族衣装のカンドゥーラを着ています。
イスラム教徒の男性が着ている、上から下までつながっている衣装です。
とても涼しそうなので、いつか買ってみたいです。
さて、そのカンドゥーラはイスラム圏ではよく見かけるのですが、カタールの男性が着ているカンドゥーラはどうも様子が違うのです。
デザインに違いはありません。
何が違うかと言えば、新調されたばかりのような真新しい白さで、とても高級感があるのです。
明らかに上質の生地を使用しています。
さすが世界で一番豊かな国、カタールです。
そこで、話しかけて尋ねてみると、「この上質のカンドゥーラは日本製だよ」と教えてくれました。
日本製の高級カンドゥーラはイスラム圏にたくさん輸出されていて、とても人気があるそうです。
当然ながら、お値段は高いのですが、裕福なカタール人なら気軽に買えてしまいそうですね。
携帯電話の値段が車一台分!?
モールを歩いていると、高級そうな携帯電話がショーケースの中に展示されています。
のぞき込んで見ると、お値段は、な、なんと240万円!
本当にお金持ちなのですね……。