東アフリカの旅の始まり
ウガンダの基本情報
正式国名 ウガンダ共和国
首都 カンパラ
言語 英語、スワヒリ語、ウガンダ語など
通貨 ウガンダ・シリング
プラグ BFタイプもしくはCタイプ
ビザ 必要。エンテベ国際空港で1ヶ月滞在のビザ入手可能。
※黄熱病の汚染地域に滞在したり、その地域を通ったりする場合に、黄熱病予防接種証明書の提示が求められることがあります。いわゆるイエローカードというものです。そのため、私はイエローカードを持参しました。
羽田から関西空港に行き、そこからまずはドバイに飛びました。
ドバイは、アフリカの旅への経由地になることが多いです。
ウガンダのエンテベに14時30分に到着しました。
エンテベ空港は、首都カンパラに一番近くにある国際空港です。
エンテベ空港はビクトリア湖に隣接しています。
エンテベ空港で国連の飛行機を見かけました。
首都カンパラへ
エンテベ空港からまずは首都カンパラに移動しました。
カンパラのタクシーパークに行き、カセセ行きの乗り合いタクシーに乗りたかったのです。
タクシーといっても、ワゴンの乗り合いタクシーです。
また、タクシーパークというと、響きが良いですが、舗装されていない駐車場に乗り合いタクシーが集まっているというだけです。
ところで、アフリカで乗り合いタクシーの乗り場に行くと、みなさんは苦労するかもしれません。
なぜでしょうか。
乗り場には、何百台のワゴンが停まっています
あまりにもたくさんのワゴンが停まっているので、自分がどのワゴンに乗ればよいのか迷います。
しばらく歩いていると、必ずワゴンの運転手が「どこに行きたいのか?」と聞いてくるので、素直に教えましょう。
そうすると、どのワゴンが目的地に行くのか教えてくれます。
自分の乗りたいワゴンがすいていても、喜んではいけない!
目的地を伝えると、その目的地に行く乗り合いタクシーに連れて行ってくれる。
ワゴンに乗り込み、「このワゴンには自分1人しかいない♪ ゆったりとくつろぎながら移動できる♪」……と喜んでいてはいけません。
実は、乗り合いタクシーは、座席がすべて埋まらないと出発しません。
しかも、通常の定員数が集まったとしても、出発はしてくれません。
運転手と車掌は、いっぱいに客を乗せて、利益を得ようとするのです。
乗り込んだ時にはゆったりとしていたのに、出発する際にはぎゅうぎゅう詰めになっています。
片足が地面に着かず浮いている状態で、体は壁に押し付けられていることもあります。
それだけの乗客が集まるのを待つため、出発までに1時間ほど待つこともあります。
……ということで、空いているワゴンに乗り込もうとせず、ある程度人数が集まっているワゴンに乗り込みましょう。
待ち時間が減りますよ。
バスステーションへ
乗り合いタクシーでカセセに移動しようと思っていたのですが、すでに夕方になっていたので、翌日までカセセへ行くタクシーはないと知りました。
そこで、大型バスが出発するバスステーションへ向かいました。
ステーションに着き、バスをよく見ると、オンボロなので本当にきちんと走るのか心配になります。
コンゴ民主共和国に行きたい!
なぜカセセに行きたいのかというと、それはカセセがコンゴ民主共和国との国境近くにあるからです。
私は、コンゴ民主共和国に行きたいと思っていたのです。
しかし、大型バスでも今日カセセに行くバスはありませんでした。
しかし、なんとかコンゴ民主共和国国境に近付きたいと思いました。
大型バスの車掌が声をかけてきたので、話し始めると、「コンゴ国境のBweraに行ける」と言われました。
『Bweraならカセセよりも国境に近い! 良かったぁ』と思いつつ、1800円ぐらい払って乗りました。
アフリカで飲み物を買う時には、よく見ましょう♪
すでに空は暗くなってきて、出発前の車内は薄暗く、あまりよく見えません。
そこに、飲み物やお菓子を販売する売り子の男が、車内に入って来ました。
アフリカでは、売り子が長距離移動をする乗客に飲食物を販売しようと、車内に入り込んで来ることがよくあります。
食べ物は少しあったので、飲み物を買うことにしました。
私はペットボトルの水を買いました。
飲み物が手に入り、安心していました。
ペットボトルの底を見ると、何かが浮いています。
私は水を味付けする何かが浮いているのかなと思っていました。
しかし、実はこの浮いているものは、砂だったのです。
私が買ったのは、泥水でした……。
キャップに注目しましょう
アフリカでペットボトルを買う時には、キャップをよく見て未開封がどうかを確認しましょう。
未開封のペットボトルは、キャップ下のリングとキャップがつながっています。
この未開封な状態であれば、安全です。
しかし、開封済みでキャップが簡単に開いてしまうような商品は、買ってはいけません。
売り子が使用済みのペットボトルに別の飲み物を補充して、売っているからです。
特に私が買ってしまったような「水」は、詰め替えが容易なので気をつけましょう。
また、現地の水をそのまま飲むと、体調を悪くすることがありえます。
目的地が違う!
バスが走り始め、近くの乗客と話し始めました。
すると、その乗客から「コンゴ国境のBweraにもカセセにも行かないよ。運転手がいい加減なことを言ったんだよ」と言われました。
私は焦り、その乗客に行き先を聞いても、よく聞き取れません。
聞き慣れない地名だからからもしれません。
私はこのバスがどこに行くのか分からないまま、バスに乗り続けました。
降りようかとも考えたのですが、すでにカンパラを出発して何十分も経っていました。
途中で降りても人気のない夜道で降りることになるため、降りることはできません。
泥水を手に入れ、バスもどこに向かって走っているのか分からない……。
アフリカ初日にして不安だらけの中、私の乗ったバスは真っ暗な夜道を走り続けました。
バスは時々停車し、乗客が降りていきます。
しかし、どう見ても周囲にホテルがないため、やはり降りることはできませんでした。